「温泉やスキー楽しみ」

３回生と交流し自己紹介をするサムさん（中央）

　北海道登別明日中等教育学校（小西晃校長、４４２人）に、米ハワイ州のワイパフ・ハイ・スクールに通う５人の留学生が訪れ、交流を深めている。留学生たちは「たくさんの友達をつくりたい。日本語も学び会話を楽しみたい」と期待に胸を膨らませている。

　道教育委員会の事業の一環で、１月１４～２２日に４回生の大橋大地さん（１６）がハワイを訪れており、その交換留学として５人を招いた。参加したのは高校２年相当のサム・オースティン・サビオさん（１７）、ソフィア・ドルエロ・シッパロさん（１７）、ジリアン・テオクソンさん（１７）、レイニー・ヤングさん（１７）、中学３年相当のデイブン・ラサラン・ダクイオアグさん（１５）。

　今月５日に約７０人の生徒が玄関ホールに集まり、留学生を出迎えた。歓迎セレモニーを開き、司会の４回生・生駒あゆみさんと高島楓音さんが英語で質問。「日本に来た時の印象は」「好きな日本語は」「日本で何をしたいか」などと聞くと、「寒いが美しい」「好きな日本語は雪だるま」「温泉に入ったり、ウインタースポーツがしたい」などと答えた。

　セレモニー後は、３回生と交流授業を行った。１０グループに分かれ、順番に留学生は自己紹介や自分の好きなものなどを話した。

　帰国したばかりの大橋さんは「これから１週間、次は自分が留学生を迎え入れる番。緊張していると思うので自分から率先して話しかけ、仲良くなれたら」と笑顔で話した。

　留学生のサムさんは「ハワイには雪がない。スキーやスノーボードが楽しみ」と話した。５人は９日まで同校の授業に参加したり、ホームステイ先で過ごす。ショッピングやスキーなどを楽しみ１１日に帰国予定。

セレモニーで質問を受ける留学生たち