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函館新聞

函館市の人口、1月末で24万人割る【函館】

 函館市の住民基本台帳に基づく人口が1月末時点で23万9813人(男10万9183人、女13万630人)となり、24万人を下回ったことが分かった。市の人口が24万人を割ったのは旧亀田市と合併する前の1973年以来。市は、歯止めの掛からない人口減少に危機感を強めている。

 市の人口は、旧亀田市と合併した1973年12月に30万490人となり、それ以前は23万人台で推移していた。住民基本台帳人口での最多人口は、84年1月の32万2407人で、その後30万人を割り込んだものの、2004年12月に旧戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町との合併で30万140人と30万人を回復した時代もあった。近年は人口減のスピードが早く、26万人割れから25万人割れまでの期間が2年11カ月掛かった一方、24万人割れまでは2年7カ月と短くなり、昨年12月末現在で24万218人と24万人割れが目前に迫っていた。

 住民基本台帳での昨年1年間の市の人口動態をみると、4213人減り、89(平成元)年以降で最多の減少幅となった。死亡数が出生数を上回る自然減、転出が転入を上回る社会減ともに一層の拍車が掛かっている。

 市は新年度、企画部内に移住・人口減担当課を新設する。同部は「移住・定住の促進、子ども・教育への支援、仕事の創出―の3つの重点方針に沿い、部局横断的に施策を講じ、選ばれる都市を目指す」とする。

 大泉潤市長は昨年11月の会合で「自然減を少なくし、社会減を社会増に変える」と意気込みを示し、新小学1年への入学祝い金10万円支給や、第2子以降の保育料無償化、公立はこだて未来大の授業料無償化拡大などの子育て支援策が新年度予算に盛り込まれる見通し。

 函館市の人口は24万人を割ったが、札幌市、旭川市に次ぐ道内3位の人口は維持している。

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