洞爺地区の振興について考えたフォーラム（提供写真）

　洞爺湖町洞爺地区の地域振興について考える「洞爺地域づくりフォーラム」が町内洞爺町の洞爺総合センターであった。地域住民らが講演やパネルディスカッションを通し、未活用の町有地、土地活用を含めた地域の可能性を探った。

　洞爺地区の人口は旧虻田町との２００６年３月の合併直前で１９１８人。徐々に減少傾向ながらも１９年、２２年、２３年は増加するなど２３年３月で１４３８人。同地区には水の駅隣地などの未活用の町有地をはじめ施設がある。今回「地域の将来を地域とともに考えよう」と１月２０日に企画した。

　フォーラムでは、コンサドーレインキュベーションディレクターで各地のまちづくり事業に携わる、菅井研さんが「アート思考とデザイン思考によるまちづくり」と題し講演。さらに菅井さんをコーディネーターに下道英明町長ら３人がパネルディスカッション。まちの持つポテンシャルの高さ、可能性についてさまざまな意見が出た。

　下道町長は同振興について「町の財産の利活用による活性化、民間との連携による人材活力、雇用、地域貢献などにつなげていく必要がある」とまとめた。町はフォーラムで出た意見をまちづくり総合計画や都市計画など各種計画へ活用する考え。