６年ぶりに展示された加賀友禅染額絵「つなぎあう№１、№２」を鑑賞する来庁者

　洞爺湖町は２９日、栄町の同役場ロビーで、洞爺湖芸術館所蔵特別展・能登半島地震被災地支援チャリティーロビー展を開いた。石川県七尾市在住で、自身も被災した加賀友禅作家の志田弘子さんの友禅染額絵２点を展示している。被災地支援の義援金募金箱も設置した。２月９日まで。

　同町の被災地支援事業。志田さんは２０１４、１８年の２回、同役場で作品展を開催。友禅染額絵「つなぎあう№１、№２」は、洞爺湖と中島の風景と天女を描いた作品で公開は６年ぶり。洞爺湖町に住む志田さんの友人から「洞爺湖にゆかりのある作品で、何か力になることをしたい」と町に申し出があり、チャリティーロビー展を開催することにした。

　初日にはチャリティーに賛同した齋藤真知亜さん、律子さん夫妻による「ニコイチバイオリンミニライブ」も行われた。「Ｇ線上のアリア」「いのちの歌」「春よ、来い」の３曲が演奏され、約３０人の来庁者は繊細なバイオリンの音色に魅了された。展示は平日午前９時～午後５時、入場無料。