北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

全国入賞、高まる評価 「撮りフェス」と「炭鉄港」取り組み【室蘭】

観光入り込み効果期待

きらり特別賞に輝いた24時間滞在型フォトイベント・撮りフェスin室蘭

 24時間滞在型フォトイベント「撮りフェスin室蘭」と室蘭を含む日本遺産「炭鉄港」の取り組みが、それぞれ全国規模の観光大賞・アワードで入賞した。知名度向上による観光入り込みへの効果が期待されている。

 撮りフェスは昨年12月、日本商工会議所の2023年度全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞で、きらり特別賞を受賞した。

 室蘭市と室蘭商工会議所、室蘭観光協会で実行委員会を組織し、16年から始まった撮りフェスは、「世界がまだ知らない室蘭を撮りに行こう」をキャッチコピーに、コンテスト形式で行われてきた。昨年はコンテストへの参加を任意とし、気軽な参加を促す企画として新たにスタンプラリーを実施。前夜祭やトークライブなども好評だった。

 今年は6月22、23日に開催するスケジュールで、4月下旬から申し込みが始まる予定。

 炭鉄港は、かつて炭鉱や鉄道などで働く人々の胃袋を満たした地元グルメを「炭鉄港めし」と銘打ち、地域の飲食店との連携や各地を象徴する食文化にフォーカスした点が評価され、文化庁や観光庁などによるスポーツ文化ツーリズムアワード2023(10日発表)で、食文化ツーリズム賞に選ばれた。

 炭鉄港は室蘭(鉄鋼)と空知(炭鉱)、小樽(港湾)3地域と各地をつなぐ鉄道を舞台にした近代化産業遺産群。19年5月に日本遺産に認定された。「炭鉄港めし」は炭鉄港推進協議会が企画し、オンラインスタンプラリーの開催や食べ歩きガイドブックの制作に加えて、大手コンビニエンスストアでの商品販売などを行ってきた。

 撮りフェスは、道内だけでなく道外から申し込みがあり、昨年は名古屋市や青森県階上町などから参加があった。炭鉄港も室蘭などのバスツアーが定員に達するなど、注目度が高まっている。

 炭鉄港推進協は15日から、交流事業の一環で兵庫県内を訪問しており、現地の日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」を視察中。昨年12月には「銀の馬車道・鉱石の道」協議会のメンバーが室蘭を訪問。旧室蘭駅舎の見学などを通して炭鉄港に理解を深めている。

 室蘭観光協会は「さまざまな事業を通して、室蘭ならではの取り組みの知名度を向上させたい。交流人口が増えれば地域全体にも活気が出てくる」と相次ぐ評価に期待を寄せている。

炭鉄港は食にフォーカスした取り組みで食文化ツーリズム賞を射止めた

関連記事

十勝毎日新聞

ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】

 帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...

十勝毎日新聞

マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】

 芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。  「芽室に感謝す...

十勝毎日新聞

災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】

 広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...

函館新聞

函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..

 函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...

函館新聞

桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..

 函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス