【釧路町】釧路市スポーツ振興財団とプロバスケットボールＢリーグ１部のレバンガ北海道が共催する「ウインターキャンプ」が９、１０日の１泊２日の日程で、町総合体育館などで行われた。道東初開催となり、釧路市内のみならず富良野市や恵庭市などから小学４～６年の３１人が参加。一流のコーチ陣から技術を学んだ。

　釧路や札幌など、道内各地で年中児から中学生までの幅広い世代にバスケを教えている「レバンガ北海道バスケットボールアカデミー」の榎波亮兵コーチやスティーン・ジェームズ佑樹コーチらが指導を担当した。

　参加した小学生たちは初日の８日、スティーンコーチから英語で動作の説明を受けるウオーミングアップから取り組みを開始。ドリブルスキル上達のための練習やゲーム形式で汗を流した後、アスリートイン（釧路市大楽毛１）に移動し交流を深めた。２日目は２対２や３対３の場面での状況判断などを学んだ。

　釧路市立昭和小学校の齊藤奏多君（５年）は「いろんな人と交流できて友情も深まったし、英語を使って練習するのが印象的で大切だと思った。磨きたかったゴール下でのスキルが上がったと思うので、目標の全道優勝に向けてもっと頑張りたい」と意気込んだ。

　榎波コーチは、宿泊することで、よりバスケに集中でき、コミュニケーション力も付くといったメリットを強調しながら「みんなすごく楽しそうに取り組みながらも一生懸命やってくれた。今回得たものをそれぞれのチームに持ち帰って、全体のレベルアップにつなげてもらえたら」と期待を寄せた。

　同アカデミーの「釧路市スポーツ振興財団校」は、毎週火曜日か金曜日の週１回、ウインドヒルくしろスーパーアリーナで開講されており、随時参加者を募集している。問い合わせは同財団０１５４（３１）１２３０へ。