大鷹町長（左）と武田教育長（右）を表敬訪問した川越さん（中央）

【日高】九州アジアプロ野球機構が運営する独立リーグ・ヤマエグループ九州アジアリーグの宮崎サンシャインズ（宮崎県宮崎市）に入団が決まった日高町千栄出身の川越亮輔さん（19）が７日、成人式のために帰省し式の前に、父の勝さん（52）と母のひとみさん（47）の３人で大鷹千秋町長と武田啓嗣教育長を表敬訪問した。

　２００４年２月１日生まれ、身長１８１㌢、体重89㌔。右投げ左打ちの内野手。小学生から野球を続け、北海道栄高へ進学したのち、卒業後は、野球・トレーナーの資格が取れる岐阜県の日本プロスポーツ専門学院へ。昨年11月11日に宮崎サンシャインズの第２回トライアウトに挑戦し合格した。

　独立リーグは全国に30チームほどあり、このうち九州には４チームあり、全国屈指の強豪・火の国サラマンダーズもいる。宮崎サンシャインズ（金丸将也監督）は、宮崎初の県民球団で、22年に設立され23年からリーグ戦に参加している。

　２月18日からのキャンプインを控え、川越さんは「高校生の時からこのような道を考えていたので合格の知らせを聞いてうれしかった。プロになるための通過点と考えている。九州に行くことに不安はない。プロ野球福岡ソフトバンクホークスの３軍、４軍とも戦えるので力がつくと思う。２年目を目途にプロになれるよう努力したい」と意気込みを語った。

　父の勝さんは「うれしくもあり心配でもあり、独立リーグで厳しい現実も待っていると思う。高校生の時から本人が言っていたことで１番厳しい道を選んだ。本人の意志も堅いので身体に気を付けて頑張ってほしい」と激励した。

　大鷹町長は「夢を実現してほしい。キャンプで一生懸命頑張りレギュラーを取り活躍し、２年以内にドラフトまでこぎ着けるよう期待している」とエールを送った。