新年の幕開けを祝う 新ひだか町新年交礼会【新ひだか】
【新ひだか】町内主要団体が主催する新年交礼会が6日夜、静内エクリプスホテルで開かれ、企業や各団体、自衛隊、町、町議会など各界関係者約120人が出席し、新年の幕開けを祝った。
交礼会は町商工会が幹事となり、しずない、みついし両農協とひだか漁協、日高中部森林組合、日高軽種馬農協、町が実施している新春恒例の集い。
主催者を代表して河原秀幸商工会長が、1日に発生した能登半島地震の被災者へ哀悼の意を表し、「ウイズコロナによる経済活動の回復を優先させて国内経済活動の再開が進んでいるが、人口減少や少子高齢化、加速する円安に加え止まらない物価上昇、労働者不足など地域経済に大きな影響を与えている。今後、物価上昇に伴う賃上げをどのように実施できるのか、労働者不足に伴う人材をどのように確保するのか、経営を預かる者にとって、いくつもの不安材料が重なり、正念場が続くところ。我々は地域の中心となり地域経済をけん引し、引き続き景気回復を期待し、皆さんと力を合わせてまいりたい。今年こそは経済活動が活発化し、明るく希望に満ちた年であることを切に願う」とあいさつ。
大野克之町長は「町民の皆さんがそれぞれ助け合い、これを気持ちの中に持っていただきたい。有事の時は、その気持ちを発揮していただく、そういうまちづくりを目指していきたい。今年は、国立公園化が夏ごろまでに本決まりになるということを聞いている。それに向けて色々とチャレンジしていただきたい。皆さんが前向きに生きることで将来が見えていくと思う」と年頭あいさつ。
来賓の堀井学(秘書代読)、山岡達丸両衆議や藤沢澄雄、小林雄志両道議、生田泰日高振興局長がそれぞれ新年の展望に期待を込めてあいさつした。
しずない農協の西村和夫会長理事が音頭をとって乾杯し、出席者たちは和やかに歓談。祝宴として静内染退太鼓の力漲る演奏を楽しんだ。
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