北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

会場設営急ピッチ 27日~来月25日に支笏湖氷濤まつり

北海道を代表する冬の祭典「千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」が27日から2月25日まで、湖畔の第5駐車場(千歳市支笏湖温泉)で開催される。湖の澄んだ水で造る大小さまざまな氷像の鑑賞に、約10万人が訪れる人気イベント。スタートまで20日を切り、主催する支笏湖まつり実行委員会は急ピッチで設営作業を進めている。

氷像造りが急ピッチで進む会場=千歳市支笏湖温泉

 実行委のメンバーは、湖畔の商店や観光ガイドら30~50代の13人が中心。「氷の美術館」をコンセプトに約30基の氷像を計画している。第5駐車場の国の再整備事業が昨年11月まで行われていたため、作業着手が例年より約2週間遅れた。

 一日の作業時間を延ばし、カラマツの丸太や金属パイプなどで作る骨組みは昨年末にほぼ仕上げ、年明けに24時間監視で水を吹き付ける氷造りに入った。散水用スプリンクラーの数も2割近く増やしたが、進捗(しんちょく)率は8日時点で約6割。実行委は「いつもだと8割ほどできている時期。(凍りやすいように)もっと寒い日が続いてほしい」と切実に願う。

 一方、再整備事業で電線が地中化されたことを生かし、会場の配置を見直した。奥にあった展望台を入り口の氷のドーム上に移設し、6・5メートルの高さから湖や会場全体を見渡せるようにする。シラカバを使った氷壁を風よけにし、夜に廃材でおこした火を囲む初の試みも企画している。

 まつりを象徴する高さ最大約13メートルの「ブルータワー」2基は従来通り、壁面にマツを敷き詰めた氷のドーム「苔(こけ)の洞門」も昨年に続き設置する。コロナ禍で中止していた「氷の水族館」を4年ぶりに復活させ、飲み物やスープが飲めるスペースも設ける。

 昼は自然光で”支笏湖ブルー”と呼ばれる水色に輝き、夜は色とりどりのライトに包まれ幻想的な姿を見せる氷像。会場の電力は地元の水力発電で賄うなど環境にも配慮する。小林典幸実行委員長(55)は「冬の支笏湖の魅力を凝縮した催し。多くの人に足を運んでほしい」と意気込む。

 時間は午前10時~午後8時。ライトアップは午後4時半から。入場料は高校生以上500円。問い合わせは同実行委 電話0123(23)8288。

関連記事

函館新聞

はこだてライナーにもコナン! JR北、ラッピング車両を運行【函館】

 JR北海道は27日、函館が舞台となった映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」とタイアップしたプロモーションとして、函館-新函館北斗間のはこだてライナーの1編成に特別ラッピング...

函館新聞

「温泉卵」新名物に 鹿部の道の駅で販売開始【鹿部】

 【鹿部】道の駅しかべ間歇泉(かんけつせん)公園で27日、園内の間歇泉から噴き出た源泉を利用した、温泉卵の販売が始まった。  温泉地として知られる同地では、これまで蒸し釜を使った蒸し卵の提供は行...

釧路新聞

初のくしろ桜フェス盛り上げよう 5月11日柳町公園で【釧路市】

 市民有志でつくる、柳町公園を札幌大通公園みたいにする会(筧陽介代表)が5月11日、釧路柳町公園でくしろ桜フェスを開く。釧路の桜を学ぼう会のほか、限定一組の結婚式などを実施。前日の10日には、...

釧路新聞

阿寒に交流拠点「Fuu.」プレオープン 協力隊中心に運営【釧路市】

 釧路市阿寒町の地域おこし協力隊が中心となって運営する新たな交流拠点施設「Fuu.」(市阿寒町新町2)が5月3日にオープンする。28日には一足早いプレオープンが行われ、訪れた地域住民たちが新た...

十勝毎日新聞

清流日本一 美化続け32年 「歴舟川守る会」解散【大樹】

 大樹町の町民有志で構成する「歴舟川の清流を守る会」(奥田眞行会長)の解散総会が25日、町経済センターで開かれ、「清流日本一」を町内外に発信した32年間の活動にピリオドを打った。奥田会長は「高齢化...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス