威勢の良い掛け声が響く 日高中央漁協鮮魚卸売市場 4年ぶりに初競り【浦河】
浦河町浜町の日高中央漁協本所(向井進組合長)の鮮魚卸売市場で6日朝、新春の初競りが4年ぶりに行われ、関係者らの威勢の良い掛け声が場内に響いた。
浦河港にある同所での初競りは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から昨年まで中止としていたが、今年度、感染症5類となったことを受けて4年ぶりの開催となった。
初競りには、仲買人や小売関係者、漁協役員や職員、水産団体関係者、町担当者ら約80人が参加。
はじめに、向井組合長、来賓の小林雄志道議会議員、池田拓浦河町長があいさつに立ち、それぞれ1日に発生した石川県能登半島地震での被災者へお見舞いの言葉を述べ、赤潮や地球温暖化による影響での海水温の上昇で漁業を取り巻く環境が厳しい状況となっていることに言及。そのうえで、向井組合長は「海の環境の変化による不漁や高齢化など課題への対応と人材育成の推進にしっかりと取り組んでいきたい」と意欲を示し、小林道議、池田町長は「ここ数年心の折れそうな状況が続き大変な時代となっているが、浦河の素晴らしい水産物の価値を高めていけるよう、水産振興に積極的に取り組み魅力の発信に努めていく。みなさん一緒に頑張っていきましょう」とエールを送った。
このあと、遠山寛常務理事が音頭をとり、参加者全員で今年の豊漁を願って3本締めを行い初競りが開始。
マツカワ、オヒョウ、ソウハチ、ババガレイなどの大型のカレイ類や八角やキンキなどの高級魚、ホッキ貝などがご祝儀相場で次々と落札された。
関連記事
12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」【函館】
函館市と青森県弘前市による、ひろはこ連携推進実行委は12月1日から、両市の相互誘客や周遊観光の促進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」を展開する。3年目となる今年度も「雪ミク」がメインキャラ...
道民意識調査 ヒグマあつれき増加受け積極的捕獲支持増える【函館】
道は、9~10月に道内の18歳以上を対象に実施した、今年度の道民意識調査の結果をまとめた。ヒグマに対してこの10年で「大きく不安が増えた」「不安が増えた」と答えた人は合計で72・6%に上り、前...
親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】
【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。 ...
森林の機能や仕事学ぶ 新ひだか町緑化推進委と林業林産業担い手対策協共催 ..
【新ひだか】高静小(佐藤裕哉校長、児童495人)で19日、6年生3クラス93人を対象に「林業教室」が開かれ、児童たちは森林の機能や林業の仕事について理解を深めた。 総合的な学習の授業として、こ...
来年の主役は「ココア」動物園カレンダー完成【釧路市】
釧路市動物園(鈴木貴博園長)の2025年版カレンダーが完成し、23日から販売を開始する。来年は開園50周年を迎える節目とあって、写真は同園1番人気のアムールトラ「ココア」(雌、16歳)が採用され...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】