【札幌】第４４回全道小学生アイスホッケー大会の３位決定戦と決勝が８日、月寒体育館で行われた。このうち、釧路ユナイテッドＢは決勝で苫小牧Ｗｅｓｔアイスキングと対戦。釧路勢１０年ぶりの優勝を目指して戦ったが、第２ピリオドの連続失点が響き、３─８で敗れて準優勝。３位決定戦では釧路ユナイテッドＣが清水御影アイスホッケー少年団を３─２で下して３位となった。釧路勢２チームが表彰台に上がるのは２年ぶり、健闘を見せた。

　今大会には釧路勢３チームを含む１４チームが出場。６～８日の３日間、トーナメントで北海道一の座を懸けて競った。

　釧路ユナイテッドＢは、６日の初戦でバーニングバレット（苫小牧）に７─２で快勝。好発進を切ると、７日の準々決勝では月寒ストロンガー（札幌）に１６─０、準決勝の清水御影アイスホッケー少年団も９─３で破った。

　決勝は苫小牧Ｗｅｓｔアイスキングと全道一のタイトルを懸けて争った。第１ピリオドを１─２で終えるも、第２ピリオドで４連続失点。第３ピリオドも最後まで運動量を落とさずに走り続けたが逆転とはならず、３─８で敗れた。

　寺島浩コーチは「個々のレベルも高く、手ごわい相手だった」と認めたが「１００％の力を出せば勝てた。負けたことよりも、われわれスタッフたちが選手たちの力を発揮させてあげられなかったことが悔しい。まだまだできる子たちで、もっと良いゲームができたと思うので責任を感じる」と話した。

　釧路勢１０年ぶりの優勝を飾れなかったが「試合を重ねるたびに、自分たちのやるべきことをしてくれたりと、びっくりするくらいの成長を全道で見せてくれた。見てて楽しかった」。４連戦１８０分を戦い抜いた戦士たちをたたえた。

準決勝の釧路ユナイテッドＢ