池田管理者（左）らが署員と団員を激励

　浦河消防署と浦河町消防団の歳末警戒が27日から始まり、同日には日高東部消防組合管理者の池田拓町長らが各地の消防詰所など10カ所を夜間巡回し、警戒に当たる署員や団員を激励した。

　歳末警戒は、町民が災害のない平穏な年末年始を迎えられるようにと、29日までの３日間、午後８時から10時まで２時間実施。各詰所で消防団員が警戒にあたるほか、消防車両が音声レコーダーによる火災予防の広報など行っている。

　27日は午後８時から池田管理者、米谷友光町議会議長、安藤義美消防団長、津田一彦、野田榮吾両副団長、吉田泰昭消防長、柏木茂樹消防署長、下川原隆副署長ら10人が西舎・杵臼詰所を皮切りに西幌別、白泉、浦河消防署、井寒台、東栄、上野深、野深など10カ所を巡視し、厳しい冷え込みの中、警戒に当たる団員や署員を激励した。

　浦河消防署に到着した午後８時25分過ぎ、庁舎前に団員９人と署員５人らが整列敬礼。池田管理者は「大変な寒さの中ではありますが、町民の命と財産を守るため、火災を起こさない啓発活動をよろしくお願いします」と激励した。

　日高東部消防組合管内（浦河、様似、えりもの３町）の今年の火災発生は前年より３件多い10件。内訳は浦河で車両２件、その他２件の計４件、様似では建物１件、その他１件の計２件、えりもでは建物３件、林野１件の計４件となっている。

　浦河消防署では、火の取り扱いには十分注意するよう呼び掛けている。