思い思いに滑りを楽しむ来場者たち

　登別市カルルス町のカルルス温泉サンライバスキー場（勝間康則支配人）が、オープンした。積雪が少ないため、当面は第３リフトのみの運行だが、愛好家や訪日客（インバウンド）らが大勢駆け付け、シーズンの初滑りを楽しんでいる。

　当初は１６日オープン予定だったが、積雪不足のため延期していた。先週末にまとまった積雪があり、昨年より３日遅く、２４日にオープンした。雪質はパウダースノーで、関係者は「良過ぎるくらい。雪が定着するために、もう少し湿ってほしい」とのことだ。

　２５日は午前６時の気温が氷点下１１度、日中は０度前後で推移し、積雪は３０センチ。穏やかな天候の中、国内外からスキーヤーやスノーボーダーが訪れ、新雪の感触を確かめるように滑りながらシュプールを描いた。

　札幌から初めて訪れたという野路顕宏さん（４１）は「シーズンがいよいよ始まるな、とウキウキしている。気持ちが良いです」とスノーボードを楽しんでいた。

　今シーズンの営業は来年３月２０日まで。営業時間は午前９時～午後４時。積雪状況に応じて第１リフトも運行させる。

　胆振管内在住者を対象にしたスキー、スノーボードのフルセットレンタル「手ぶらでいぶり」（１日３千円、４時間２千円）も実施している。

　問い合わせは同スキー場、電話０１４３・８４局２８７２番へ。