おせち料理と炭水化物について講話する宮崎医師

おせちの黒豆やなます、昆布巻き

　市立室蘭総合病院の糖尿病教室が２０日、室蘭市山手町の同病院で開かれた。参加者はおせち料理の食べ方や糖尿病の治療薬、正月太りに効くストレッチなどを学んだ。

　同病院糖尿病内科の宮崎義則医師が「糖尿病をもっとよく知ろう～おせち料理と炭水化物」をテーマに講話した。この中で「おせちに入っている黒豆や紅白なます、昆布巻きには意外と多く炭水化物が含まれている。雑煮に入れる切り餅を１個にするなど工夫をして、血糖の上がりやすい糖分の取り過ぎに気を付けて正月を過ごして」と呼びかけた。

　また、薬剤師の金子圭太さんが糖尿病の治療薬の種類、薬を服用しや場合にどのように血糖値を下げるか、飲むタイミングなどについて話した。

　糖尿病教室は毎月第３水曜に開かれており、看護師や管理栄養士らが糖尿病の知識を学ぶ講話を行っている。次回は２月２１日で、臨床検査技師が生活習慣病と糖尿病検査について話す。