出火騒ぎがあった明治の廃棄物処理場（７日）

　【網走】７日、市明治の廃棄物処理場で、収集した埋め立てごみから火が出るという騒ぎがあったことから、市清掃リサイクル係は「ごみ処分場の火災事故防止に協力を」と、市民に呼びかけている。

　７日の出火騒ぎは、従業員が火を消し止め、けが人などもなく大事には至らなかったが、消防車や救急車、パトカーなどが出動。同処理場は一時、騒然となった。

　同係によると、火が出たのは埋め立てごみを破砕するコンベア部分。出火原因は、埋め立てごみで出されたリチウムイオン電池が、破砕の衝撃で発火したとみられている。

　同処理場では、２０２０年11月にもリチウムイオン電池が出火原因とみられる火災が起きているほか、今年３月にはごみ収集のパッカー車が燃え、こちらは埋め立てごみに混入したガス缶が火元とみられている。

　これら排出ごみによる出火が相次いでいることから、同係は「リチウムイオン電池やガス缶は、埋め立てごみには絶対に入れないで」と呼びかけている。これらはそれぞれ、中身の見える袋に入れ、資源物収集の日に排出してほしいとしている。