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苫小牧民報

厚真産ハスカップ発信に貢献 ハスカップカフェLabo 原材料不足が影響 30日閉店

厚真町表町のハスカップカフェLabo(ラボ)は、30日の営業を最後に閉店する。2019年5月からハスカップの加工品などを販売し、全国からファンが訪れていたが、原材料のハスカップの不作で在庫不足に陥った。運営するあつまみらいの山口善紀代表(53)は「ハスカップ農家になった時、日本一の産地とブランド化を目指した。事業縮小になるが、一定の成果は出すことができた」と話した。

30日にセールを行うハスカップカフェLaboの店内

 同店は、18年9月の胆振東部地震で町内のハスカップ畑が被害に遭う中、山口代表が厚真産ハスカップのアンテナショップとして開店した。ハスカップを加工したスムージーなどを販売し、上品な甘酸っぱさを求め、道内外から客が訪れている。

 全国各地の催事に出店するなど、年々ハスカップの需要が高まる中、同社は山口代表が手掛けるハスカップ農園のほか、苫小牧市の市場から原材料を仕入れている。産地全体の生産量は22年が不作。23年は例年並みに戻ったが、24年も再び不作となり、店の今後の在り方や事業継続の方向性を検討した結果、先月に閉店を決断した。

 23~26日に実施した閉店フェアは土、日曜日を中心に大勢の人でにぎわった。最終日の30日も最後のフェアを開催し、ハスカップスムージーフロート(770円)やハスカップおこわ(350円)などを販売。一部商品は割引価格で購入できる。

 山口代表は同店を閉めるが、町内の小売店や通販、移動販売車での加工品販売は続ける。「たくさんの方に応援していただき、ファンを増やすことができた」と感謝し、「原点に戻り来年以降、たくさんのハスカップが収穫できるようにしたい」と述べた。

 山口代表は厚真産ハスカップブランド化推進協議会の会長として、ハスカップの魅力向上に尽力。同協議会やとまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)など関係者の活動により、「厚真産ハスカップ」は10月、特許庁の地域団体商標に登録された。

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