メタボにフレイルも意識 男性も参加し腕振るう 生涯骨太クッキング
【網走】日本人に不足しがちなカルシウムを効果的に摂取するための料理を学ぶ市食生活改善協議会(吉阪一子会長)の「生涯骨太クッキング」が、市保健センターで開かれた。
市民14人が受講。一般的な料理教室と違い、男性の参加も多く、栄養を考えた料理に対する市民の関心の高さがうかがえた。
料理は「豆腐の炊き込みごはん」「小松菜のミルクスープ」「鮭のサルサマリネ」「しもつかれ風」の4品。
従来は、カルシウムの摂取を意識して乳製品を使ったレシピを用意したが、今回はメタボ予防のため減塩、さらには加齢で心身が衰えた状態の「フレイル」予防のためタンパク質も考慮。壮年から中年、高齢者まで健康を維持するためのレシピにしたという。
中でも豆腐の炊き込みご飯はあまり思いつかない組み合わせだが、実際に食べると特に違和感はなく食べられるという。
また「しもつかれ」は関東の伝統料理。地元では正月の残り物や節分でまいた豆の残りなどを根菜とともに酒粕で煮込んだものだが、教室では栄養バランスなどを考え、油揚げや炒り大豆などを使った。
参加した人たちは、さっそく油揚げを切ったり、ニンジンをすりおろしたりと、配られたレシピを見ながら調理。男性も、同協議会のメンバーから教わりながら、包丁を振るっていた。
同協議会の吉阪一子会長は「これまではカルシウムの摂取を主眼に『骨太クッキング』としていたが、今回は減塩やタンパク質も考え、単品で摂るのは難しくても、献立に加えるかたちで摂りやすいようにした」と話していた。
この料理教室は同会が毎年、開いているもの。以前は「乳製品料理教室」としていたが、現在は近年いわれている健康長寿、また「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」とそのコントロール法も取り入れ、年齢性別を問わずに役立つ教室として開いている。
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