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室蘭民報

体の不自由さ疑似体験 白蘭小児童、介助の必要性学ぶ【室蘭】

視覚障害ゴーグルを着用し、新聞を読む児童(左から2人目)

 室蘭市ボランティア・アドバイザーの会(市川千恵子会長)による「はつらつ福祉・高齢者疑似体験教室」が5日、室蘭市白蘭小学校(本田章校長、160人)であった。高齢者疑似体験教材を着用した5年生30人は、介助の必要性や思いやりの心を学んだ。

 同会の会員9人が来校した。児童たちは、視覚障害ゴーグルやイヤーマフ、重り付きベスト・バンドなどを装着。介助者役の児童に付き添われながら、階段の上り下り、コップに水を注ぐ、新聞を読むなどの日常の動作を行った。

 車いすで段差を乗り上げたり、動かす体験も。児童たちは両体験を通して、思い通りに動けない大変さを体感した。

 本間美緒菜さんは「車いすに乗ると段差がすごく怖かった」。中川華羽さんは「歩きにくいし、全然見えなかった。おじいちゃん、おばあちゃんの気持ちが分かった」と高齢者の気持ちに寄り添い、介助する大切さを実感していた。

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