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室蘭民報

竪穴式住居の修復進む、月内にも完成 入江貝塚公園【洞爺湖】

修復作業が進む入江貝塚公園の竪穴式住居2基

 洞爺湖町は世界文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である入江貝塚公園(町内入江)の竪穴式住居の修復作業を進めている。4千年前の縄文後期の住居を再現する。11月中にも完成する見込みで、今後は冬期間に入るため、本格的な公開は来春になるという。

 同公園の竪穴式住居は、1995年~97年に実施した史跡整備事業で制作。住居は2基あり、1基は土の屋根をかぶせた住居。もう1基は骨組みの住居。2005年の修復を最後に老朽化していた。18年からは危険なため、住居の中に入れずにいた。

 本年度まで2年かけ整備に入り、昨年は老朽化した住居を解体。本年度、復元作業を行った。住居は直径7・4メートル。骨組みは当時も使用されていたと思われるナラ材などを使用。高さは約4メートル。屋根のある住居は、骨組みに木の皮を敷き土を盛った。事業費は2カ年で1500万円。

 同公園には修学旅行など多くの学生や旅行者が訪れている。町教育委員会の澤野慶子学芸員は「子どもたちに住居の中に入って暗さや広さを実際に感じてほしい。体験することでより縄文時代に興味を持ってもらいたい」と話している。

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は21年7月に世界遺産に登録された。伊達の北黄金貝塚、洞爺湖町の入江貝塚と高砂貝塚など17の遺跡で構成。1万年以上にわたり採集、漁労、狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を伝えている。

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