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日高報知新聞

児童・生徒が一般質問 えりも町政への関心と議会の役割を知る 子ども議会に10人参加【えりも】

子ども議会で町理事者へ活発に質問した児童・生徒ら

【えりも】子ども達に、町政への関心と議会の役割を知ってもらう「第13回子ども議会」(町議会主催)が20日、議場で開かれ、各校を代表し10人が各1件の一般質問を町議会のルールに従って町長と教育長へ行った。

 議場には、石川照彦議長ら全町議と泉紳一副町長(大西町長は公務で欠席)、川上松美教育長と全管理職が出席。傍聴席には、各校校長や引率教員、保護者ら10人が参観した。

 開会に際し石川議長は「議場は、町の発展、町民の安心・安全などの向上について話し合って決める場所。普段考えている自分の意見を述べて、何ができるか、何が出来ないかを把握してほしい。答弁に疑問があれば再質問もできます」とあいさつ。

 泉副町長は「各校から選ばれた10人の皆さんは自分の意見として、先生や保護者の皆さんは子どもの視点を参考にしてほしい。実現が可能は問題には誠心誠意取り組む」と述べた。

 質問のトップは笛舞小の高橋榎那さん(6年)が「遊具や遊び場の増設について」質問。泉副町長は「保育所や小公園を優先に整備しているが、来年度での実現に努める」と答弁。えりも小の田丸詩大君(同)は「ごみのポイ捨てについて」で、「ペットボトルの不法投棄は海の動物にも影響を与えている。広報紙にチラシを入れて多くの人に周知しては」と質問。泉副町長は「各地区自治会や団体でもごみ拾いを行っているが、高齢化で参加者が減少している。小学生のアイデアでも町民に呼び掛けたい」と答弁。

 えりも岬小の山形未羽さん(同)は「えりも岬の避難経路等の除雪」、庶野小の阿部月華さん(同)は「えりもの海を守るための取り組みとブルーカーボン」、えりも中の中野真翔君(2年)は「廃業・閉店した店舗」、村田乃望さん(同)は「街の街灯」、渡部陽菜さん(同)は「ごみのポイ捨て」、えりも高校の坂田大粋さん(2年)が「子育て支援」、三戸菜緒さん(同)は「えりも町のごみ処理」―についてそれぞれ質問した。

 最後のえりも高校3年の三浦ららさんの「えりも高校の環境整備について」では、「8月下旬には熱中症警戒アラートが発出され、体調を崩した場合の備えとして保健室にエアコンの設置が必要では」と質すと、川上教育長が「暑さ対策として窓の開放、中・高生の制服以外の着用(短パンなど)許可が必要。来年度4月からは全校の保健室とコンピューター室の冷房対策に着手し校舎の環境整備を図る」と答弁し、活発な子ども議会に終始した。

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