市立病院前交差点拡幅工事に着工 新棟建設本格化を前に【釧路市】
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交差点付近の道路改修、拡幅スペースを確保するため削られた幣舞中学校敷地(手前)と市立病院駐車場(奥)
釧路市は、新棟建設の来年度着工を予定している市立釧路総合病院の出入り口前にある市道交差点の改修(2カ年計画)に着手し、このほど初年度の工事を終えた。この丁字路交差点を形成する2本の市道は狭く不整形なため、従来から問題視されていた。来年度の工事は新棟建設工事が本格化する前に早期に実施したい考えだ。
丁字路は、病院西側(メディカルモールシロアム側)を走る市道富士見緑ケ岡通と、市立博物館へとつながる南側の市道柏木5線からなる。現在の幅員は富士見緑ケ岡線が15㍍(車道9㍍、歩道3㍍×2)と狭いだけでなく、沿道に薬局、個人病院、高齢者施設が林立。路線バス(イオン線)も行き来し、車両交通が多い。
改修工事は富士見緑ケ岡通の交差点前後、延長100㍍ずつ計200㍍の幅員を20・5㍍(車道14・5㍍、歩道3㍍×2)に拡大し、交差部分は柏木5線へ曲がる右折、左折レーンを設置する。また、幅員が13㍍(車道8㍍、歩道2・5㍍×2)の柏木5線も延長60㍍ほど16㍍(車道11㍍、歩道2・5㍍×2)に広げ、病院から出る車線の交差部分に右左折レーンを設ける。
今年度の工事は道路自体はいじらず、拡幅スペースを確保するため、市立病院駐車場と向かい側の幣舞中学校の敷地を削った。6月28日から11月10日までの工期で、このほど終了した。
来年度はいよいよ道路の整備に取りかかるが、信号機の移動も伴うため、車両の交通規制が行われる見通し。担当の市道路河川課は「来年度の工事はできるだけ早期に着工し、整備したい」と話している。
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