別部門で受賞の離れ業
登別市出身のパティシエ、高橋匠さん(32)=恵庭市在住=が、10月に東京で開かれた日本最大の洋菓子コンテスト「2023ジャパン・ケーキショー東京」(東京都洋菓子協会、日本洋菓子協会連合会主催)の工芸菓子1類ピエス・アーティスティック(あめ細工)部門で最高賞の連合会会長賞を受賞した。高橋さんは昨年同大会の別部門でも最高賞を獲得しており、異なる部門で2年連続最高賞という離れ業をやってのけた。
最高賞を受賞した作品は、オルゴールがテーマ。花はもちろん、実物さながらのオルゴールも全てあめ細工で作られた精巧な芸術品だ。6月に行われた北海道予選でも道知事賞を受賞し、「このまま行っても全国で上位になる」と評判になった。
今年1月に小樽市のオルゴール堂を訪れたときに作品を着想し、デザインを考えて3月から本格的に制作に着手。ジャパン・ケーキショーに向けては、計30キロものパーツを道内で制作し、新幹線で輸送。会場近くのホテルに機材を持ち込み、2日かけて組み立てた。
あめ細工部門に出展された約130作品の頂点に輝き、昨年に続く栄誉に「今までにないパターンだと褒めてもらえた」と誇る。今回はギフト菓子部門でもハスカップを使ったケーキを出展し、銅賞を受賞した。
現在は恵庭市のパティスリー「ICHIE(イチエ)」で勤務。昨年も最高賞が評判になって客が増加するなど、大きな反響があった。「見た目や食べて喜んでもらえることが一番うれしい。今度は世界のコンクールにも挑戦してみたい」と“巨匠”への道を順調に歩み続けている。
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