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日高報知新聞

4年連続500億円を突破 道営競馬 道営記念はシルトプレ優勝【日高】

富川高校吹奏楽部の生ファンファーレ

 ホッカイドウ競馬は9日、2023年度の全日程を終了した。本年度(全15開催82日)の発売金額は計画比111・9%の512億8091万5千円となり、4年連続で500億円の大台を突破した。今年度もインターネット発売が好調に推移。発売額のうち、インターネットや電話販売が477億8081万9千円で全体の93・2%を占めた。

 今年度は、賞金・諸手当の充実により出走頭数やレース数の増加に加え、公式YouTubeチャンネルを活用した競馬の魅力や2歳馬を中心とした坂路調教映像の情報発信などの取り組みを強化した。その結果、前年度より開催日数が3日少なかったことから発売額は前年を下回ったものの、1日当たりの発売額は前年を上回り、4年連続で500億円を突破した。

 門別競馬場と場外発売所を合わせた入場人員は前年比89・8%の27万2988人。競走数は前年比と同じ982レースを実施し、出走頭数は同664頭増の9811頭で、1レース当たりの出走頭数は10・0頭だった。

 一日あたりの入場人員は同248人減の3329人と昨年を下回ったが、発売額は同445万3千円増の6億2537万7千円と増額した。また、一日あたりの出走頭数は同12・0頭増の119・6頭だった。

 門別競馬場と場外発売所では、年度末までJRAや南関東競馬などの他場発売を実施する。

  ◇  ◇  ◇

【日高】門別競馬場で4月19日から82日間開催された「ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター」は9日、今季最終日を迎え最終レースのH1・第66回道営記念(3歳上、ダート2000㍍)は1番人気のシルトプレ(石川倭騎手)が2分08秒2のタイムで優勝するなど1492人の来場者が迫力あるレースを楽しみ閉幕した。

優勝したシルトプレと関係者たち

 出走前には、富川高校吹奏楽部の生徒たちが生ファンファーレを披露。最終12レースの道営記念では11頭が一斉にスタートを切り、中段から3コーナーで一気に先頭に立った石川騎手騎乗の1番人気シルトプレが、2番人気のアナザートゥルースに4馬身差をつけ優勝し、重賞6勝目を挙げた。3着は8番人気スコルピウスが入った。同レースでは6頭が落馬による競走中止があった。

 石川騎手は「今回のレースは目標にしていた。返し馬から良い状態で、ポジションにこだわらず、走り出してから状況を見てレースをすすめた」と話した。

 シルトプレは父ワールドエース、母エアディケム(母の父フレンチデピュティ)の牡4歳。馬主・原久美子氏、調教師・米川昇師(門別)。戦績は18戦9勝、総収得賞金は1億314万7千円。主な勝ち鞍は21年鎌倉記念、22年北斗盃、北海優駿、ダービーグランプリ、23年コスモバルク記念。

 場内のとねっこ広場では平取、むかわ両町の観光協会や日高町の飲食店が出店され、来場者たちはツブやシシャモなどの海鮮を堪能したほか、千円以上の馬券購入者を対象に騎手のサイン入りグッズなどが当たるファン感謝抽選会も行われ、終日盛り上がった。

 この日の門別競馬場の来場者数は1492人。発売額は8億9127万5130円だった。

 また、第15回門別競馬場(開催日1~3日、7~9日)の発売額が52億1427万2380円となり、同競馬における一開催の発売金額レコードを更新した。従来の記録は令和3年度の第15回門別競馬49億9177万1350円だった。

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