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釧路新聞

学童保育の待機児童解消 すずらんふれあいクラブ開設【釧路町】

 【釧路町】町は今月から、学童保育の待機児童解消のため、町保健福祉センターあいぱーる(東陽大通西1)に「すずらんふれあいクラブ」を開設した。学童保育は、保護者が働きに出ているなど昼間に在宅していない小学生を対象に、児童福祉施設を利用し授業後や夏休みなど長期休業期間の居場所となるもの。釧路、根室管内の他市町村の待機児童がゼロと言われる中、新興住宅地の東陽地区では子供の人口が増加。子育て支援の一環で町が独自に対策を講じた。

 町内には、セチリ太地区の睦児童館(定員40人)と遠矢地区の遠矢児童館(同)、東陽地区のさくら保育園(同30人)を設置している。町では2016年度以降毎年、町人口の半数以上が居住するセチリ太地区と、宅地造成が進み子育て世帯も多い東陽地区で、各10人程度の定員を超える施設利用希望が寄せられている。セチリ太地区は、富原小学校内に放課後子ども教室を置き対応。東陽地区については、利用できる施設がないことや校区の別保小学校が児童数増加に伴う増改築で空き教室がないことなどから今回、あいぱーる2階の和室を活用し対応することが決まった。

 同クラブは定員15人程度とし、保育士資格を持つスタッフを含め4人が交代で常駐。現在は児童6人が登録する。初日の1日は小松茂町長が視察。児童が授業を終えバスで到着するとスタッフが出迎え、オリエンテーションを行った。小松町長は「待機児童を解消し学童保育に準じたサービスを提供することで、子供たちの安心安全を守りたい」と話していた。

 同クラブは学童保育と同様、平日は下校後~午後5時まで、長期休業期間は午前8時30分~午後5時までで、いずれも午後6時までの延長可。土日祝日と年末年始は閉所。問い合わせは町こども応援課保育係0154(40)5213へ。

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