「経験生かし区間賞狙う」東日本女子駅伝に出場 緑陽中3年、宇都宮選手【登別】
登別市緑陽中3年の宇都宮桃奈選手が、12日に福島県福島市を舞台に開かれる「第38回東日本女子駅伝」に2年連続で出場する。家族のサポートを受けて取り組んできた練習の成果を発揮し「去年の経験を生かして頑張りたい」と区間賞獲得へ決意を語った。
大会は北海道から静岡までの東日本エリアの都道県18チームが出場。チームは中学生から一般までのランナーで編成し、福島市の誠電社WINDYスタジアムを発着点に9区間42・195キロをリレーする。
宇都宮選手は、都道府県男女駅伝強化2023ディスタンスタイムトライアル第1戦(9月9日、千歳市)の3千メートルで9分48秒63を記録。同種目で道内中学生女子ランク1位になり、2年連続の道選抜入りを決めた。
昨年出場した前回大会。第4区(約3キロ)を走り、コース前半で2人を抜き道選抜の順位を上げた。
しかし、前を走る選手と差が開きすぎていたため、ペース配分が分からずスピードを上げることをためらった。「自分の納得いく結果を出せなかった」と振り返り、「慎重になりすぎず攻めの走りをしたい」と不完全燃焼に終わった昨年の雪辱を期す。
練習では6千~1万2千メートルのペース走などに取り組む。設定された一定のタイムで走り込み、ペースの感覚を養う。日没が早く、気温も低い冬季練習は苦労も多い。練習メニューを考えている父伸さんは、けががないように体を温めてから取り組めるよう工夫。母利絵さんも野外練習をする宇都宮選手を車のライトで照らすなど、家族が全面的にサポートする。
宇都宮選手は、「支えてくれている両親に感謝し、区間賞を狙っていきたい」と活躍を誓う。好タイムを目指し、北海道代表としてチームに貢献するつもりだ。
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