「子育てアプリ」導入開始 市、情報配信強化【登別】
プッシュ通知や施設検索
登別市は6日、情報通信技術(ICT)を活用して母子健康手帳の機能を補完するスマートフォン・パソコン向け無料アプリ「子育てアプリのぼのぼ」の導入を開始した。市の妊娠・子育て情報をはじめ、プッシュ通知型の機能を備え、関連するイベントや事業などについての情報配信機能を強化した。
子育て中の保護者に寄り添った支援を行う伴走型相談支援事業の一環。西胆振で初めて母子手帳アプリ「母子モ」を活用し「登別で子育てが“のびのび”できる手伝いができれば」という思いから、サービス名を「のぼのぼ」とした。
「のぼのぼ」では、市のホームページと連携して妊娠届・母子健康手帳交付や子ども医療費助成、児童手当など各種制度の手続き方法が分かるほか、医療機関や幼稚園・保育園などの子育て支援施設が検索できる。
さらに、出産時の情報、子育てに役立つアドバイス、予防接種のスケジュール管理、身体発育曲線や乳幼児健診の記録、画像付きで記念日が保存できるなど、さまざまな機能がある。
アプリは「App Store」や「Google Play」で「母子モ」と検索するとダウンロードできるほか、パソコン用にウェブ版(https://www.mchh.jp/)でも利用可能。ニックネーム、性別、生年月日、郵便番号を登録し、出産予定日か子どものニックネーム、性別、生年月日を入力すると利用できる。
利用料無料で、氏名など個人情報を入力しなくても利用できる。市は母子健康手帳交付や赤ちゃん訪問、乳幼児健診の際にアプリの周知に努める。市保健福祉部健康推進グループの田中明美主幹は「このアプリを活用することで、少しでも早く、分かりやすく、いろいろな情報が入手できる環境を整えたい」と話した。
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