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室蘭民報

全国を制覇、国際大会へ ダブルダッチ小学生チーム「ABLAZE」【壮瞥】

結成1年、世界一目指す

チーム「ABLAZE」メンバー5人と川南代表

 壮瞥町のHKR JUMPROPE CLUB(川南光代表)に所属する小学生チーム「ABLAZE(アブレイズ)」が、全国規模の「ダブルダッチデライトジャパン」(10月22日、川崎市)に出場、NOVICE(13歳以下)部門で優勝した。道内勢で初。12月3日に米国ニューヨークで開催の国際大会への出場権も得た。メンバーや関係者らはチーム結成1年での全国制覇と国際大会出場の快挙に喜びながら、世界一を目標に練習に励んでいる。

 ダブルダッチは、2本のロープを用いて回し手と跳び手が、多種多様なテクニックを披露するスポーツ。大会は1チーム3~6人編成。競技時間は3分。13歳以下、18歳以下、学生部門の3クラスに分かれ、技術力、表現力、構成力、完成度、オリジナリティーの5点で競った。

 アブレイズのクラスは全国各地から45チームがエントリーし、予選を勝ち抜いた6チームで優勝を競った。その結果、曲と動きのマッチングやジャンパー、ステップの完成度の高さ、ボールをうまく使った動きなどが高く評価された。

 アブレイズは、2022年12月に伊達市の斉藤侑君(10)、橋本彪我君(9)と壮瞥町の上名結衣さん(12)、上名颯介君(10)、武田晃弥君(10)の小学生5人で結成された。主に週2回同クラブスクールに集まり、練習に取り組んできた。

 川南代表(35)は壮瞥町出身で、16~21年までの5年間、エンターテインメント集団シルクドゥソレイユで、ダブルダッチのパフォーマーとして活躍。21年10月に地元に戻り、壮瞥町洞爺湖温泉の元旅館食堂を練習場に改装してクラブを始めた。

 クラブでは「集中して技に取り組み、やり遂げる。本番は一発勝負」を心がけて連続10回成功するまで繰り返し、集中力を切らさない練習をしてきた。メンバー5人は「課題の技ができるようになるとうれしく、喜びを感じる」とし、武田君は「国際大会ではノーミスで優勝する」と目標を語った。

 川南代表は「世界一を狙いたい。日本代表として堂々とパフォーマンスをやってきたい」と意欲的に語った。

 また遠征費はチームのPRを兼ねた募金のチラシを作り、地元や札幌などで配布したり、近くSNSでも募金を呼びかける。

チーム「ABLAZE」の練習の様子

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