サツマイモ 今年度から出荷 閑散期の設備有効活用【幕別】
JA幕別町(前川厚司組合長)は今年度から、サツマイモの出荷を本格的に始める。寒さに弱いサツマイモの収穫後の保存処理や洗果、箱詰め作業には、夏季までに役割を終えたビニールハウスや発芽室を活用。11月以降管内のスーパーに並ぶ予定で、同JAの担当者は「保存処理の仕方は十勝管内でも珍しく、今年のサツマイモは型もいい。ぜひ注目してほしい」と話している。
町内にはサツマイモの生産者が1軒あり、今年は約10トンの収穫があった。サツマイモは収穫後、高温高湿度下で保存する「キュアリング処理」をすることで、収穫時に傷ついた先端部分がかさぶた状に硬くなり、傷みにくくなる。
同JAの育苗センターにはキャベツやレタスなどの種を発芽させる発芽室があるが、2~7月の期間を過ぎれば役割がなくなるため、キュアリング処理に活用できないかと考えた。キュアリング処理を終えたサツマイモは、発芽させた苗を育てる閑散期のビニールハウスを活用し、洗果と箱詰め作業を行っている。
ビニールハウスでの作業はインドネシアからの特定技能実習生が担い、洗果機を使って洗った紅あずまや紅はるかなどのサツマイモの重さを量り、丁寧に箱詰めしている。以前は茨城県でサツマイモの洗果をしていたという実習生のニーニョーマン・スーケンドゥリさん(36)は「幕別町のサツマイモは形も良くて甘みも強い。みんなで仲良く働いています」と話していた。
サツマイモの本格出荷に伴い、同JAのマスコットキャラクター「まーくん」が描かれた段ボールもデザインした。今後、道央圏の市場や大手スーパーなどに出荷される予定。
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