表彰状を手に笑顔を見せる沼田会長

　室蘭市町内会連合会（市町連）の沼田俊治会長（７６）が本年度の「全国自治会連合会会長表彰」を受賞した。長年にわたる地域活動の推進と住民自治組織の発展、向上に寄与してきた功績がたたえられ、本市で初めての受賞者となった。

　札幌市で１８日に開催された全国自治会連合会北海道札幌大会で表彰式が行われた。

　沼田会長は、５期２０年務めた室蘭市議を勇退後の２０１２年に御前水町会会長に就任。１５年からは市内の１２５町内会（当時）を取りまとめる町内会連合会会長として、自主防災組織の広域化推進や加入促進など、町内会が抱えているさまざまな問題の解決に向けて日々取り組む。

　１６年に北海道町内会連合会（道町連）理事、２０年からは道町連副会長に就任し、胆振、桧山、渡島を管轄する道南ブロック代表として、他地域との情報共有を図り、安心・安全を目指した住みよいまちづくりに尽力している。

　２３日に表彰状などを手に室蘭市役所で青山剛市長に受賞を報告した。沼田会長は「（市町連）の役員や多くの方に支えられていただいた賞」と感謝し、町内会回覧板などのデジタル化など「全道の模範となるような活動をしていきたい」と語った。

　本年度は全国で９９人が表彰を受け、道内からは、沼田会長を含め、札幌や恵庭などの９人が表彰された。