北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

防災肩掛けバッグ作製 苫小牧の拓勇東町内会

NPO法人エクスプローラー北海道(苫小牧)は、苫小牧市の津波ハザードマップのうち拓勇東町内会エリアをプリントしたサコッシュ(肩掛けバッグ)を作製した。防災意識を高めてもらおう―と同町内会が依頼し、敬老の日の記念品として町内の75歳以上の住民約280人にプレゼントした。

津波防災の意識を高めてもらおう―と作製された肩掛けバッグを手にする拓勇東町内会の役員と地域住民

 バッグは縦25センチ、横32センチで色は赤紫と紺の2種類。表面に、津波発生時の避難経路などを記したハザードマップの拓勇町エリアの図柄を白地でプリント。指定緊急避難場所の小中学校の位置や主な公園の海抜高などは見やすさに配慮し、シンプルに表記した。

 スマートフォンや財布、お薬手帳などを詰め込んでも余裕のあるサイズ。緊急時の使用も想定し名前や連絡先、家族情報などを書き込める欄も設けた。

 監修した同町内会副会長で防災士の資格を持つ、同法人代表理事の佐藤一美さん(53)は「日常的に使ってもらい、バスや病院の待ち時間にでも眺めて自宅から避難場所の距離感などをつかんでもらえたら」と話す。

 同町内会は昨年から、同法人に防災のアイデアグッズの開発を依頼。会員であるかを問わず75歳以上の地域住民に、敬老の日の記念品としてプレゼントする取り組みを始めた。昨年はさまざまな防災情報が明記され、応急処置用のバンダナにも使える防災風呂敷を作って配った。

 今年は同町内会が独自に作成した「緊急カード」もお祝いメッセージと共に配布。A5判でかかりつけ医や緊急連絡先、持病、常備薬などを記入できる。

 受け取った帰山眞紀子さん(76)は、防災グッズの贈り物に「年を取るといろんな不安があり、よくその辺に気付いてくれたなと思う。町内会が気を配ってくれることに感謝し、使わせてもらっている」と笑顔を見せた。

 同町内会の山端豊城会長は「住民の防災意識の向上につながれば」と期待を寄せる。

関連記事

十勝毎日新聞

我が子6人卒園した保育所にパパが恩返し 社員とグラウンド整地【帯広】

 帯広市内の豊成保育所(竹田万希子所長、園児103人)グラウンドを、市内の土木会社「西川工事」の社員5人が、ボランティアで重機を使い整地した。同社代表の西川浩二さん(43)が、今春までに子ども6人...

十勝毎日新聞

伸び伸び草地へ 八千代牧場入牧始まる【帯広】

 帯広市の八千代公共育成牧場で20日午前、市内酪農家から受け入れた乳牛の一斉入牧が始まった。この日運び込まれた143頭は、10月下旬まで496ヘクタールの広大な放牧地で過ごす。  市が運営する...

十勝毎日新聞

3年目はハーモニープラザ 渋沢栄一ゆかり 東京の学生提案の店舗改装【東京..

 清水町と連携し、建築関連の専門学校「中央工学校」(東京都北区)の学生が町内商店の改装を提案するプロジェクトは今年度、3年目を迎えた。今年度は公共施設のハーモニープラザが対象で、1階のホワイエを多...

室蘭民報

心も躍る、白鳥台桜まつり 室蘭22.1度、登別23.4度【室蘭】

 西胆振は19日、南からの暖かい空気の影響で7月上旬~下旬並みの陽気となった。室蘭市白鳥台の白鳥台北公園で開かれた第22回白鳥台桜まつりでは、ダンスパフォーマンスやジャズ演奏を楽しみながら、サク...

室蘭民報

初夏の洞爺湖快走 5000人超、ゴール目指す【洞爺湖・壮瞥】

 第50回記念ANA洞爺湖マラソン2024(室蘭地方陸上競技協会、洞爺湖町、壮瞥町など主催)が19日、洞爺湖周辺で行われた。フルマラソン、10キロ、5キロの3種目に昨年より939人多い計5397...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス