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函館新聞

長谷川さん出品ドサンコ「白流仙の四号」最高位賞【函館】

パネルの前で最高位賞を喜ぶ長谷川さん(右)と久保田さん

 第18回北海道総合畜産共進会(9月1~2日、十勝管内音更町)で、道南ドサンコ馬保存協会(久保田知行会長)の会員で、函館市石川町の長谷川繁さん(77)が出品した北海道和種馬(ドサンコ)「白流仙の四号」が最高位賞に輝いた。長谷川さんは「結果に満足せず、ドサンコを守るため、さらに良い馬を生産したい」と決意を新たにしている。

 共進会(実行委主催)は4年に1回開かれ、馬部門は一般馬、道和種馬、ポニーに分かれる。道和種馬は全道各地から優秀な8頭がエントリー。道南からは白流仙の四を含め2頭が出品した。審査基準は100点満点からの減点方式で、一般外貌や歩様、後ろ姿などを見る。長谷川さんによると、白流仙の四は側対歩がうまくでき、毛髪が豊富で、顎張りが良いという。長谷川さんは「賞を狙って出品したわけではなく、自分の生産した馬を評価してもらっただけ」と控えめに話す。

 白流仙の四の母の母、姉も最高位賞を取っており、今回で3頭目。久保田さん(76)は「とても名誉なことで、こういう馬を後世に保存していきたい」と話す。

 長谷川さんは、1986年に趣味でドサンコ雌1頭を飼い始め、現在ドサンコ16頭を飼育。七飯町軍川の放牧地を借り、ドサンコを周年放牧し、自然交配、自然分娩している。「良い馬ができるよう血統などを考慮し繁殖している」と長谷川さん。長谷川さんは道南発祥のドサンコについて、道内での飼育頭数の減少に危機感を抱き「北海道遺産であり、保存に力を入れて飼育する人が少なくなっている」と力を込める。

 白流仙の四の〝雄姿″は、北斗市総合文化センターかなでーるで10月2日まで開催中の「どうぶつパネル展」で見られる。

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