全国の舞台で活躍を誓った登別明日の軟式野球部と合唱部

　特別国民体育大会に出場する登別明日中等教育学校（小西晃校長）の軟式野球部（葛西健太郎監督、１８人）と、２年連続で全国大会に挑む同学校の合唱部（阿部木実教諭、１３人）が２２日、登別市役所を訪れ、小笠原春一市長に活躍を誓った。

　軟式野球部は、１０月８日から鹿児島県で開かれる特別国体に出場する。８月の第６８回全国高校軟式野球選手権大会の出場チームのうち、ベスト４に進出した登別明日を含む９チームが特別国体出場に選ばれた。

　表敬した副主将の駒谷拓輝（６回生）と山本康生（同）の２選手は「ベスト４は胸を晴れる結果だと思うけれど、優勝したかった」と悔しさをにじませた。その上で「（国体では）明日らしい野球で優勝したい」とし、「まずは初戦をしっかり戦いたい」と決意を語った。

　合唱部は、第９０回ＮＨＫ全国学校音楽コンクール（１０月９日、東京都）に出場する。９月の第９０回ＮＨＫ全国音楽コンクールに本室蘭中学校と合同チームで出場し、金賞を獲得。全国大会を手中にした。

　吉田璃桜部長（３回生）と林眞加副部長（同）が表敬。全国に向け課題曲「Ｃｈｅｓｓｂｏａｒｄ（チェスボード）」、自由曲「歌はどうして作る」を猛練習中。「昨年もらえなかったメダルを取りたい」と意欲を燃やし、「聞いてくれる人に『いいな』と思ってもらえるよう歌いたい」と熱く語った。

　小笠原市長は「これまで努力の成果が発揮されていると思う。大舞台でも仲間を信じて頑張ってほしい」と両部にエールを送った。