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函館新聞

試合と体験会でモルック満喫 青年会議所が初のイベント【函館】

体験会でモルックに親しむ参加者

 フィンランド発祥のスポーツ・モルックの普及啓発イベント「モルックデー」(函館青年会議所主催、函館新聞社など協賛)が16日、函館港緑の島で開かれた。大会と体験会の2本柱で、多くの参加者がモルックを楽しんだ。

 来年8月に函館で世界大会が開かれるのにちなみ、誰でもできるユニバーサルスポーツの普及を図ろうと初めて開いた。

 大会には同会議所の1チームを含む36チームが参加。開会式では大泉潤市長があいさつし、「モルックは分け隔てなく楽しめるスポーツ。世界大会に向けてますます機運を高め、交流の輪を広げてほしい」と述べた。予選は各チーム6試合ずつ戦い、獲得点数の多かった上位3チームで決勝を行った。

 また、体験会には家族連れなどが参加し、同会議所のメンバーが木製の棒・モルックの投げ方やルールを指導。スキットルと呼ばれるピンを狙い通りに倒すと歓声が上がった。同市深堀町の会社員、松原千里さん(59)は家族3人で訪れ「面白かったし、意外と難しい。年齢関係なくできるのが楽しい」と話していた。

 同会議所の村井太一広報政策委員長は「世界大会に向けてモルック熱を高めていければ」、日本モルック協会の神保匡理事は「最初はもともとやっていた人ばかりだったが、地元の人だけで大会を開けるようになった。来年に向けて盛り上がりを感じる」と話していた。

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