江差追分全国大会が開幕 4年ぶりの通常開催【江差】
【江差】第59回江差追分全国大会(江差追分会、町主催、函館新聞社など後援)が15日、町文化会館(茂尻町71)で開幕した。4年ぶりに制限なしの通常開催となり、会場に歌声が響き渡るたびに訪れた観客から大きな拍手が送られた。
今年も全国各地の予選を勝ち抜いた歌い手が集結。熟年全国大会と少年全国大会も同時に開催し、一般172人、熟年144人、少年37人の計353人がエントリー。15、16日に一般・熟年の予選会が行われ、一般50人、熟年は会員比率などの現状を考慮し、例年より10人多い35人を選抜する。
予選会開会式が開かれ、江差追分会会長で大会長の照井誉之介江差町長が「一人一人、思い思いの歌をこの会場いっぱいに、そしてインターネットを通じて全世界に発信してほしい」とあいさつした後、競演に入った。
初日は地元江差地区をはじめ函館や札樽、日胆地区選出の熟年部門の歌い手による予選会からスタート。熟年の部にエントリーした和春会の佐藤洋子さん(77)=上ノ国=は「例年通りのお客さんのいる開催で張り合いがあり、うれしい。『やるぞ』という気持ちが湧いてきます」と張り切っていた。
16、17日の両日も午前8時半開始。会場の様子を伝える生配信を実施=二次元コード参照。最終日の決選会のみ有料で、入場券付きプログラム(冊子)は2300円。
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