「わ~鋳造ってすごい」 天神小3年生、室工大ものづくり体験学習【室蘭】

溶かしたスズを板の上に流し込む実演に見入る児童
室蘭工業大学ものづくり基盤センター(室蘭市水元町、センター長・清水一道副学長・教授)の「ものづくり体験学習」が6日から始まった。市内の小中学生を中心に12月までに約500人を受け入れる。初日は天神小学校3年生31人が参加して、オリジナルのキーホルダー作りを通して、鋳造について学んだ。
ものづくりや理系の魅力を伝える同学習では、キーホルダーやカントリーサイン型のペーパーウエート(文鎮)作りを行う。コロナ禍で休止状態が続いていたが、昨年から再開。今年はコロナ前と同じ水準まで参加者数が戻った。
はじめに清水副学長から溶かした金属を流し込む鋳造のほか「沸点」「融点」などの仕組みを座学で学んだ。溶かしたスズを板の上に乗せる実演では「メタルスライムみたい」と食い入るように見つめていた。
キーホルダー作りでは、シリコンのシートを好きな形に自由に切り取り、木枠に組み入れて型を作った。同センターの教員と学生が溶かしたスズを流し込み、冷やした後に研磨。最後にリングを付けて完成させ、児童に手渡した。
植田朝陽君(9)は「いい感じに完成した。スズを溶かすところが楽しかった」と感想を話していた。
清水副学長は「理系の道に進んでみたくなるような実験を通し、いろいろなことを考えながら物事を進め、決めていく面白さを学んでもらえたら」と期待していた。
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