苫小牧総経高の生徒考案の商品販売 15、16日に札幌
苫小牧総合経済高校の生徒9人が15、16の両日、札幌市で行われる「第12回北海道高校商業教育フェア」(道高校長協会商業部会主催)で、自ら考案したパンなどをPRする。地元企業の菓子や珍味を含む6品を会場に持ち込み、生徒自ら接客、販売に当たる。
同フェアは、商業を学ぶ生徒が自校で開発した商品や地域の特産品を売り込むイベント。今年も札幌市厚別区の新さっぽろサンピアザ1階の「光の広場」で開催され、全道の22校が集まり、197品を販売予定だ。
同校からは1年生4人、2年生3人、3年生2人が参加。2018年度の3年生が考案し、地元の三星(糸井)から商品化された「ハスカップシナモンロール」と「ケラあんぱん」(いずれも200円)のほか、同社の菓子セット(500円)、大丸水産(新開町)のホッキ珍味3種類(各500円)を2日間で計約330点用意する。
4日は同校の調理教室で売り場に並べる商品の試食会を実施。接客に当たって地元企業の商品を一口ずつ味見し、食感なども確かめた。
市の公式キャラクター「とまチョップ」の焼き印が押された三星のこしあん入り焼きまんじゅうについては、「あんこが控えめな分、生地に甘みがあった」「見た目から苫小牧ということが分かる」とPRポイントを確認。大丸水産の珍味「ほっき踊り」は「かめばかむほどホッキのおいしさが出る」「大人はお酒のつまみとして売り込めそう」などと意見交換していた。
「接客も販売も初めてだが、商品のおいしさを伝えたい」と3年の黒沼ひなりさん(17)。2年の後藤瑠和さん(16)は「苫小牧といえばハスカップなので(ハスカップジャムを使ったよいとまけが入った菓子セットを)お薦めしたい」と意気込む。
11日に、流通経済科の2年生が作成した図案から当日使用するポップを選定予定。同日から13日までの3日間はレジ打ち、袋詰めの練習に励むという。
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