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室蘭民報

津軽海峡フェリー、25日に室蘭支店開設 青蘭航路就航まで1カ月【室蘭】

青森県庁を訪問した青山市長(右から2人目)ら(提供写真)

ブルーマーメイド 30日、一般公開

 室蘭港と青森港(青森市)を結ぶ、津軽海峡フェリー(函館市)のフェリー航路就航まで、2日で残り1カ月となった。同社は25日、室蘭港フェリーターミナル内に室蘭支店を開設する予定。30日には関係者を招いて記念式典とブルーマーメイド(8820トン)の一般公開を行う。室蘭市も青森県庁や青森市役所を訪れるなど、“青蘭航路”就航に向けた動きが本格化している。

 同社は2月1日、青蘭航路を10月に開設すると発表。4月2日にブルーマーメイドと同形同型船を使って室蘭港へのトライアル入港を実施している。6月1日に正式な航路開設日を発表し、7月2日から予約受け付けを開始している。

 室蘭支店の開設に向けて、無人発券機の導入、待合室や自動販売機の設置に向けて準備を行っており、25日の営業開始に向けて着々と準備を進めている。

 客室は1日現在、室蘭発(午後8時)-青森着(翌午前3時)、青森発(午前9時)-室蘭着(午後3時45分)ともに初便は約150人の予約が入っている。

 航路開設の決め手となったのは、来年4月からのトラック運転手の時間外労働の上限規制、いわゆる「物流の2024年問題」。運航時間7時間と十分な休憩が取れる青蘭航路をPRすべく、室蘭市は8月28~9月1日にかけて、青森、宮城、福島、栃木、茨城各県のトラック協会を訪問した。

 各協会を訪れた室蘭市港湾部の高井雅史港湾管理課長は「まずは航路を知っていただき、選んでいただくことが先決」と話した。津軽海峡フェリーの永露伸明取締役社長室長も市の協力に感謝し、「運送会社の利用受け付けは開設直前になるが、非常に感触は良好」と手応えを感じている。

 青山剛市長は8月28日に青森県庁、青森市役所、陸上自衛隊青森駐屯地などを訪問。「青森側からは観光についての期待を感じた。自衛隊は年3回ほど道内で訓練を計画していて、フェリー利用にもつながるのでは。青森県知事や青森市長もフェリーに乗って室蘭に来たいと言っていただいた」と語った。

 9月30日は室蘭港フェリーターミナルのブルーマーメイド船内で、午前10時から記念式典と船内見学、午後1時~4時(3時半最終受け付け)で一般公開される。永露取締役は「フェリーになじみのない方も見に来ていただき、開設後もぜひご乗船いただければ」とPRしている。

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