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室蘭民報

住民つなぐ新拠点に 福祉コンビニ、海岸町の家具店跡【室蘭】

子ども食堂も計画

子どもや高齢者など地域住民の居場所となる「むろらん仲間の家」(仮称)

 NPO法人JBM国際人材育成機構(山口隆道理事長)は、室蘭市海岸町に子どもや高齢者など地域住民が集う居場所づくりを目指している。“福祉コンビニ”と位置付けて日用品や生鮮品の販売、配達を担うほか、子ども食堂の開設も計画している。「むろらん仲間の家」(仮称)として、9月末のオープンを計画している。

 家具販売店跡地を、山口理事長が個人で取得した。1階は福祉コンビニ店舗として、野菜や肉などの生鮮品販売のほか、子ども食堂のブースとして活用する。食事支援や食品の配達も担い、地域の台所機能や食料品倉庫としての役割を目指す。子どもたちが遊べるようネットクライミングも設ける計画。出入り口には車いす利用者も入ることができるようスロープも設ける。

 2階は交流スペースとして活用する。創作作家の作品の展示販売コーナーも設ける。3階は防災避難所や一時的な宿泊所としての活用を想定している。

 全国で人口減少と高齢化が課題となる中、将来的な生活機能の維持困難や買い物難民の発生を危ぐ。特に人口減少数が顕著な道内に着目して、室蘭での開設を決めた。

 法人メンバーと地域住民で開設準備を進めている。開設後はボランティアスタッフら地域主体の運営委員会が主導していくイメージだ。

 山口理事長は「食品を配達することで、地域住民の健康状態把握や人同士のつながりを保てる機会になる。将来的には、地域住民が自分たちの手で運営できる形がベスト。室蘭をモデルケースとして全国に広めたい」と話している。

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