恒例の「紅白玉入れ」にチャレンジする参加者たち

【新ひだか】地域ぐるみの一大イベント「第39回豊畑夏祭り大運動会」（実行委主催）が14日、静内豊畑体育館のグラウンドで開かれ、地域住民や帰省家族ら約２００人が参加し、保育所園児のかけっこや玉入れなど夏祭りを兼ねた運動会を楽しんだ。

　軽種馬牧場や水稲農家が点在する豊畑地区は兵庫県淡路島から開拓に入った移住者が多く、夏祭り大運動会は１９８５年（昭和60年）の移住開基１００周年記念行事として豊畑、上豊畑、新興の３自治会で始まった。「翔べ、駆けろ、舞え、夏に燃えろ!!おらが村!!」をスローガンに、帰省者の多いお盆の時期に毎年継続され、幼児から高齢者まで大勢が参加する日高管内でも数少ない地域の運動会として定着している。

　この日は涼しい曇り空で、実行委員長の桑嶋峰雄豊畑自治会長は「久しぶりの運動会。みんなで会話をしながら、楽しい一日にしてほしい」とあいさつ。

　この後、紅白もちやお菓子の「もちまき」が行われ、隣接する豊畑地域保育所の園児３人によるかけっこで競技は開幕。小学生の借り物競走では、「きれいな人」や「ビール」などを探して走り回った。

　60歳以上の紅白玉入れ、大人から子どもまでの地区別リレー、たけのこ狩りなどバラエティに富んだ競技が続いた後、豊畑第１～３、上豊畑・新興の４地区ごとに昼食の焼肉があり、午後からの子ども相撲やウルトラ○×クイズで地域住民と帰省者が一体となって会場はにぎわった。