子供の感性、五七五で表現 釧路俳句連盟が大会に向け指導【釧路市】
子供たちに俳句を楽しんでもらおうと、釧路俳句連盟(石川青狼会長)のメンバーが市内の児童館、児童センターで「こども俳句教室」を開いている。10月8日開催の第14回釧路こども俳句大会に向け、同連盟役員らが子供たちに俳句作りを指導している。
同教室は夏休み期間中に毎年開いており、今年は6児童センターで教室を予定している。このうち7月31日に鳥取西児童センターで開かれた教室には、小学1~4年生44人が参加。石川会長、佐藤一労幹事長、山田美智子副会長ら同連盟メンバー7人が、過去の入選作を紹介しながら五七五のリズム、季語を入れることなど俳句の基本的なルールを指導した。
子供たちは、教えられた夏の季語を意識しながら、体験した出来事やそこで感じたことなどを五七五で表現。出来上がった句は連盟メンバーが選び、入選句は毛筆で書いてプレゼントする。
「扇風機ながれた風を感じるよ」「さくらんぼすごくおいしい夏の味」「カブトムシほしい飼い方わかったよ」「夏休み暑くて死にそう暑すぎる」など、子供らしい素直な感性が光る句が出来上がった。石川会長は「下の句かるたに親しんでいるので、五七五はすらすら出てくる。俳句大会に挑戦した子もいて、らしくなってきた」と子供たちの豊かな感性に感心していた。
子供たちが詠んだ句は、同連盟役員らが助言を加え応募作品として完成させる。
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