雨中決戦で幕を開けたタンチョウリーグ

　硬式野球の学生、社会人、プロ野球チームが熱戦を繰り広げる交流戦「タンチョウリーグｉｎくしろ」が９日、ウインドヒルひがし北海道スタジアムで開幕した。６回目の今年は前年に比べて４チーム少ない９チームが参戦。期間は１８日までで、計１３試合すべてを同スタジアムで行う。

　同リーグは、これまで釧路で１４回合宿を行った、東都大学野球１部リーグに所属している名門・亜細亜大学の生田勉前監督の声掛けで始まったもの。

　今年は福岡ソフトバンクホークスの３軍をはじめ、社会人のＨｏｎｄａ、Ｈｏｎｄａ鈴鹿、札幌ホーネッツ、大学からは慶応義塾大学、八戸学院大学、星槎道都大学、東京農業大学北海道オホーツク、東海大学札幌キャンパスが参戦した。

　この日は開幕戦の福岡ソフトバンクホークス３軍─慶応義塾大学の前に開会式を予定してたが、降雨のため９日に延期。それでも試合は通常通り行われ、ソフトバンクホークス３軍が３─２で勝利した。

　慶応義塾大学の廣瀬隆太主将（４年）は「東京は３５度くらいあって運動できる気温ではないが、きょうの釧路は寒いくらい。素晴らしい球場だし、快適に思う存分野球ができて、すごくありがたい」と話していた。同大は試合後に釧路を離れ、１７日まで道内で合宿を行う。

　同リーグは１３～１５日を除いて、期間中毎日行われる。観戦無料。 　日程は次の通り。 　９日　福岡ソフトバンクホークス３軍─八戸学院大学（午前１０時）、Ｈｏｎｄａ鈴鹿─八戸学院大学（午後１時３０分） 　１０日　福岡ソフトバンクホークス３軍─Ｈｏｎｄａ鈴鹿（午前１０時）、東農大オホーツク─八戸学院大学（午後１時３０分） 　１１日　Ｈｏｎｄａ鈴鹿─東農大オホーツク（午前１０時）、福岡ソフトバンクホークス３軍─東海大札幌（午後１時３０分） 　１２日　東農大オホーツク─札幌ホーネッツ（午前１０時）、福岡ソフトバンクホークス３軍─札幌ホーネッツ（午後１時３０分） 　１６日　福岡ソフトバンクホークス３軍─星槎道都大学（午後１時） 　１７日　Ｈｏｎｄａ─福岡ソフトバンクホークス３軍（午前１０時） 　１８日　福岡ソフトバンクホークス３軍─星槎道都大学（午前９時）、Ｈｏｎｄａ─星槎道都大学（午後１２時３０分）