釧路東高校の生徒が、北海道のグルメや縁日を楽しんでもらうために企画した「北海道グルメガーデン」が７日、釧路市役所防災庁舎前広場で始まった。釧路市内をはじめ道内各地のご当地グルメのキッチンカーなどが並び、にぎわいをみせている。９日まで。

　初開催。コロナ禍での行動制限が続き、中高生ら若者の外出の機会が少ない中、「若い人たちが外出する機会をつくろう」と同校の有志３人で企画。釧路公立大学まちづくり研究部と協力して実行委員会を組織し、北海道キッチンカー協会などが協賛して実現した。実行委員長で同校生徒会副会長の宮下亜季さん（３年）は「外に出て、少しでも元気をもらえるきっかけにしてほしい」と話す。

　会場では帯広市の豚丼や別海町のホタテバーガーなどが販売され、一帯には香ばしい匂いが漂い、子供縁日やステージライブも開催。夕方からは公立大生によるお酒の提供も行われた。

　家族で訪れていた３０代の女性は「高校生が企画して動いたのはすごい。外出する機会が増えることはとてもうれしい」と話した。

　グルメガーデンは午前１０時～午後８時まで。８日には、正午と午後５時２０分の２回、同校生徒が開発した「東高サーモンバーガー」が５０食限定で販売される。

キッチンや縁日が並び始まった北海道グルメガーデン