野菜を贈った（左から）柴谷組合長、広部代表、佐藤専務、中森司事務局長

　ＪＡ函館市亀田（柴谷廣道組合長）は４日、フードバンク道南協議会（函館市五稜郭町、広部節子代表）にＪＡ管内で収穫した早出しジャガイモ、ニンジン、カボチャを贈った。協議会は、道南の子ども食堂や児童養護施設、更生保護施設などに届ける。

　ＪＡが２０２０年度から行っている地域貢献活動の一環で、今回で通算８回目。子どもたちが食と農業への理解を深めることを目的に、今年２月以来となった。８月４日は「馬（８）鈴（０）薯（４）」の語呂合わせから「北海道ばれいしょの日」で、甘みが強い新ジャガ「きたかむい」１００キロを贈呈。このほか、ニンジン、カボチャ各５０キロも届けた。ＪＡの佐藤均専務が同行した。

　柴谷組合長によると、今年は春から天候に恵まれ、自然災害もなく、作物の生育は順調に推移。柴谷組合長は「ＪＡとしてできる限り特産物で応援したい。今後も継続し、子どもたちに地元の野菜を食べ、農業について知ってほしい」と話した。広部代表は「支援は本当にありがたい。野菜を食べ、暑さを乗り切ってほしい。まだまだ支援を必要としている人はいる」と感謝した。