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網走タイムズ

主力に成長、ホタテ漁業 「農大あってこそ」 網走漁協が50万円を寄付

西野学部長に寄付の目録を手渡す新谷組合長(左)

 【網走】「農大生の勉学、活動に役立ててほしい」と、網走漁協(新谷哲也代表理事組合長)が東農大生物産業学部に50万円を寄付した。

 東農大と網走漁協、西網走漁協の3者は2018年、人材の育成や交流、網走川流域を含む地域産業の発展や地域課題の解決に向け、包括連携協定を結んでいる。

 今回の寄付はこの協定を受けたもので、今回で3年連続3回目になる。

 同大オホーツクキャンパスで行われた寄付の目録贈呈式には、同漁協の新谷組合長と吉田裕次常務理事が出席。同大の千葉晋副学長と西野康人学部長、丹羽光一学生部長が迎えた。

 新谷組合長は、同学部生の協力で、今年のホタテ稚貝放流も無事終えたことを報告するとともに、ホタテ漁は昨年、稚貝と成貝合わせて48億3千万円となり、サケの46億7千万円を上回って網走漁協の主力魚種に成長したことを挙げ「農大生の協力で、ここまで大きく成長した。生物産業学部の存在が、われわれにとって大事なことと確信した」と述べ、西野副学長に寄付の目録を手渡した。

 西野学部長は「学びの場として、漁業を経験できるのは日本でここだけ。地域貢献は重要と考えており、地元との協力をますます発展させたい。包括連携も、新たなステージへと高めることができれば」と、網走漁協の寄付に感謝していた。

 同学部は、網走漁協の趣旨をくみ、学生のために寄付金を活用していく。過去2回の寄付と合わせて、総額は150万円になっており、同学部は「全学生に還元できるもの、目に見える活用を考えたい」と話している。

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