旗を振って安全運転を呼び掛けた参加者

　【八雲】町野田生の国道５号で大型トラックと都市間高速バスが衝突し、５人が死亡、１２人が重軽傷を負った事故から１カ月となった１８日、八雲町は現場付近で関係団体とともに、ドライバーに安全運転を呼び掛ける旗の波運動を展開した。

　町内の関連団体と道警函館方面本部、渡島振興局から６２人が参加。参加者は「スピードダウン」「シートベルト着用」などと書かれた旗を振って午前９時半から約３０分間にわたって注意を促した。

　八雲町の岩村克詔町長は「このような事故が起きてしまったことを忘れず記憶に留めることが大切。今後、北海道新幹線が開通するとさらに交通量が増えることが予想されるので、将来的にはセンターポールの設置や、国道５号の複線化などについても検討してもらえるように関係機関に働きかけていきたい」と話した。

　町は８月と９月にも、事故が発生した１８日に交通安全を呼び掛ける活動をする予定。