人気バンドのスピッツがニューアルバムの発売と２１日に帯広で開催するライブに合わせて、２０日から２２日までの３日間、市内の店舗とコラボイベントを行う。２０１９年に実施した十勝のあんの魅力を発信する企画「優しいあんこ」の復活や、北の屋台、北のうまいもん通り、十勝乃長屋での特別企画を実施。十勝の歓迎ムードが高まっている。

３日間限定のコラボイベントを行うスピッツ（ＷＯＷＯＷ提供）

　スピッツが公式サイトで１４日に詳細を発表した。スピッツは５月にオリジナルアルバム「ひみつスタジオ」を発売し、６月から来年１月まで全国ツアー中。スピッツが主題歌「優しいあの子」を担当した１９年のＮＨＫ連続テレビ小説「なつぞら」の舞台が十勝だった縁もあり、２０年のツアーで帯広公演が予定されていた。しかしコロナ禍の影響でツアーは中止となり、３年越しにスピッツの帯広公演が実現する。

　記念イベントは下北線路街（東京）に続く第２弾。「優しいあんこ」は曲名の言葉遊びから生まれた企画で、今回はライブ会場の帯広市民文化ホールからの徒歩圏内７店舗が「あん」を使ったスイーツやパンを販売する。対象商品購入者には、特別ロゴ入りのおしぼりがプレゼントされる。

　北の屋台、北のうまいもん通り、十勝乃長屋とのコラボには計４０店舗が参加し、各店舗の１品をアルバム「ひみつスタジオ」の曲名をテーマにした名前に変更する。対象メニューを注文した人には、特別ロゴ入りの箸袋をプレゼントする。

　プレゼントは数量限定となっている。期間中は、アルバムジャケットに登場するロボットのキャラクターのパネルが店内などに登場し、一緒に写真撮影ができる。

　企画に協力している帯広観光コンベンション協会は「これをきっかけに『なつぞら』を思い出したり、道内外のスピッツファンが帯広のいろんな店を回ってくれたらうれしい」としている。

　参加店などの詳細はスピッツの公式サイトで確認できる。