苫信の結婚相談所開設10年 68組の縁つなぐ
苫小牧信用金庫の結婚相談所「Love Love Bridal(ラブラブブライダル、LLB)会」が開設から10年の節目を迎えた。2013年6月から今年5月末までの10年間、お見合いの場を837回設け、68組の結婚につなげた。同信金は「これからも地元で結婚相手を見つけるお手伝いができれば」とアピールしている。
LLB会は13年6月3日に開設し、男女に出会いの場を提供してきた。同信金の営業地域(胆振東部、日高、千歳、札幌)に住み、結婚したいという明確な意思があるなど条件を満たせば入会できる。申し込みは必要書類や写真、入会預かり金(1万円、退会時に返金)などを提出する。
会員になると、希望の条件に沿った相手のプロフィルや写真を見て、会いたい人がいれば事務局から相手に連絡し、了解が得られれば同信金本店でお見合い。プロフィルの閲覧段階ではトラブルなどを防ぐため、名前や勤務先など個人情報は開示しない。双方が交際を希望すれば3カ月間の交際期間で「結婚を前提に交際を継続」か「交際を辞退」の結論を出す。
同会の会員数は5月末現在、男性367人、女性369人の計736人で、男女とも30~40代が8割前後を占める。内訳は、30代が男性37・6%、女性52・57%、40代が男性38・96%、女性30・08%。紹介回数は2021回で、うちお見合いは837回、成婚したカップルは68組。子どもも19人生まれたという。
一方、20年以降は新型コロナウイルス禍により、事務局業務の一時休止やお見合い回数の激減など影響を受けた。会員によってはなかなか結婚が決まらないケースもあり、近年はマッチングアプリの利用者も増えている。同会の立ち上げから関わる同信金業務企画部の佐瀬英明主幹アドバイザー(61)は「アプリとLLB会を併用する方もいる。結婚を希望する方の背中を押せるようなマッチングを考えたい」と話している。
LLB会は17、20年度、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が認定する「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取組事例」に選ばれている。
関連記事
国土交通省の「地域づくり表彰」 大臣賞受賞 困りごと解決サービス「ミーツ」 ..
創意工夫ある地域づくり活動の優れた事例に贈られる国土交通省の2024年度「地域づくり表彰」で、厚真町の共助型困りごと解決サービス「ミーツ」(成田智哉代表)が最優秀賞に当たる国土交通大臣賞を受賞した...
鹿児島県の特産品ずらり 苫小牧グランドホテル 「うまいもの市」
苫小牧市表町のグランドホテルニュー王子で29日まで、物産展「鹿児島うまいもの市」が開かれている。鹿児島県の特産品38品目をはじめ、九州地方のご当地グルメなどを用意し、市民らが買い物に訪れている。 ...
バルーンクッキーいかが 商工会女性部が開発、販売【上士幌】
上士幌町商工会女性部(森岡庸子部長、部員30人)は町の新しい特産品を目指し、上士幌産の原材料などを使った「かみしほろバルーンクッキー」を開発した。女性部は「女性の力で町を元気にしたいという思いで...
パワハラ防止に漫画で理解を 市、職員向け教材を作成【帯広】
帯広市は、市職員向けに漫画のパワーハラスメント(パワハラ)防止教材を作成し、全職員にデータで配布した。研修教材として漫画を用いたのは初めて。気軽に読んでもらうことでパワハラに関する理解を促進し、...
シーベリーやジャガイモの香り 入浴剤に【士幌】
士幌町内のしほろ旅館(西潟孝安代表)は、士幌に関連した四季折々の香りを楽しめる4種類の入浴剤を開発した。お土産として宿泊客らに手に取ってもらおうと3月から商品開発に着手し、10月に完成した。西潟...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
4これからも進化を 喜びに沸く下河辺牧場【日高】
5長崎屋 解体現場を間近で 12月1日に見学会【帯広】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
4旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】
52年連続「世界切符」狙う ダブルダッチ・ABLAZE【壮瞥】