ガラッキーでサークル目がけてボールを投げる参加者

　室蘭市スポーツ協会、室蘭身体障害者福祉協会主催のニュースポーツフェスティバルが２５日、室蘭市入江町の栗林商会アリーナで開かれ、子どもから高齢者までが心地よい汗を流しながら軽スポーツに親しんだ。

　４～８６歳の市民ら約７０人が参加した。会場では、パラリンピック正式種目のボッチャ、室蘭市発祥のスリーエイ、ファミリーバドミントン、ガラッキー、キンボールなどを実施した。

　ロシアで生まれたスポーツのガラッキーでは、ダーマと呼ばれる円すい形のボールを約５メートル離れた直径３・６メートルのサークルに向かって投げ入れた。サークル内にボールが入ると得点になり、参加者は重りが入ったボールに「狙い通りいかない」と悪戦苦闘していた。

　キンボールでは、３チームが直径約１２０センチのボールを打ち合った。参加者がチーム内でボールを打つタイミングや方向を確認し、協力してボールを力強く放っていた。点数が入るたび、歓声が上がっていた。

　同福祉協会の政田一美代表理事は「多くの方が参加し、楽しんでくれて良かった。これからもスポーツを通して、交流できる機会をつくっていきたい」と見据えた。室蘭市大沢町から参加した大柴惣壽さん（７９）は「楽しい。いい汗かいた」と笑顔。パラリンピックで見ていた種目もあったが「やってみると難しい。また参加したい」と話していた。

キンボールで得点を目指し大きなボールを打つ参加者