親子で化石発掘 日本宇宙少年団釧路分団が阿寒で自然観察会【釧路市】
日本宇宙少年団釧路分団は11日、自然観察会「ほりほり化石発掘」を、阿寒シェル鉱業の採石場付近(釧路市阿寒町蘇牛)で開いた。団員とその家族21人が参加し、約500万年前は海底だった地層から「タカハシホタテ」の発掘に挑戦した。
同観察会は、鉱山を所有する同鉱業(野澤昌司社長)協力の下、コロナ禍の2020~21年を除いて17年から毎年行ってきた。参加者は長靴や軍手、保護眼鏡を着用し、市こども遊学館のスタッフや道教育大学釧路校の境智洋教授のレクチャーを受けた後、化石発掘に臨んだ。
現場では、同大学の学生7人がサポーターとして活動。親子らはハンマーやマイナスドライバーなどを使って化石の周囲を慎重に掘り込み、できるだけきれいな形になるよう取り出した。
子供たちは「難しかったけど楽しかった」と笑顔。イベントを担当した同遊学館の矢嶋耕治さんは「今年は学生たちのサポートもあってじっくり作業に取り組め、昨年より大きな化石を取り出す子供が多かった」と話していた。
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