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十勝毎日新聞

コロナ明け 外出需要 18日「父の日」【帯広】

 帯広市内の大型店などでは、18日の「父の日」に向けて商戦が本格化している。コロナ下の昨年までと異なり、今年はポロシャツや帽子などといった外出用衣料品の売れ行きが目立つ。個人店でも父の日用にオリジナル商品を販売するなど工夫を凝らしている。母の日と比べると市場規模は小さいが、外出需要の回復から関係者は昨年を上回る売り上げを期待。商戦のピークは週末の17日と予想している。

帽子などの暑さ対策商品が人気の父の日売り場。左は今吉マネジャー(イトーヨーカドー帯広店)

 イオン帯広店では5月下旬から父の日売り場を展開。毎年強化している甚平やステテコなどのホームウエアに加えて、今年はポロシャツなどのカジュアルなアイテムが売れ筋。そのほか、旭山動物園とのコラボ商品のTシャツなど「親子でおそろい」で着る商品も人気を集めている。

 今年の傾向として紳士服売り場主任担当者は「コロナ明けで出掛ける機会も増え、外出の際に着る衣料系がよく売れている」と話す。ギフトの価格帯は3000~5000円程度。

 イトーヨーカドー帯広店では5月上旬から売り上げが伸びていた帽子が今年の父の日トレンドと予想し、コールドネックなどの「涼」商品と合わせて売り場を設けている。クール機能付きインナーも定番人気のギフト。今吉茂郎管理統括マネジャーは「今年は暑くなるのが早いため、暑さ対策関連商品が特に売れている」とする。

 ギフトの平均価格は5000円程度。ブランド衣類の売れ行きも好調で、同店は「藤丸閉店の影響で高級品に対する需要が見られる」と話す。

 市内の個人店も父の日限定商品に力を入れ、商戦を盛り上げている。市内の地酒専門店「十勝慈の酒 熊田商店」(東9南14)では、純米大吟醸特別仕立ての日本酒を父の日限定オリジナルラベル付きボトルで販売している(720ミリリットル、2200円)。ラベルは「お父さん 感謝 いつまでも元気でいてね」など6種類を用意。同店によると父の日は年末に次ぐ繁忙期で、日頃の思いを伝えられる同商品は毎年人気だという。

「おいしい日本酒で感謝の気持ちを伝えてみませんか」と話す熊田商店の熊田智通代表

 コーヒー専門店「ホッチーノコーヒー」(東1南6)では1日から黄色の花をあしらったオリジナルパッケージのコーヒーバッグを販売(5袋入り、1300円)。特に若い世代に人気で、売れ行きも好調。代表のほたる・ダネジさんは「メッセージ付きで“ありがとう”が伝えやすい。渡すときの手伝いができれば」と話す。

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